テイクオフができてはじめて「サーファー」になれる?!
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用語解説
前乗り…先にライディングしている人の前で波に乗り邪魔をすること。 テール…サーフボードの後端部分。 ワイプアウト…バランスを崩し転倒すること。

テイクオフ

『テイクオフ』ができて初めて『サーファー』になれるといっても過言ではないでしょう。
テイクオフは、サーフィン初心者の大きな壁の一つであり、それがなかなかできずに、サーフィンの面白さを知らないままやめてしまう人もいるようです。しかし、裏を返せば、テイクオフができたときに始めてサーフィンの本当の面白さを知ることになります。そこには日常にない世界が待っています。
さあ、ガンガン失敗を繰り返してチャレンジしてみましょう!

波待ちから方向転換

まずは沖を向いて波を見ている状態から、岸のほうへ方向転換しなければなりません。初心者は、コレが意外と時間がかかってしまうので、「波が来たかなー」と思ったらすぐに開始しましょう。
なお、「波待ち」と「練習方法はスープ? or アウト?」も参考にしてください。

1 時計回りに180度回転するとします。「波が来たかなー」と思ったらすぐに体を右側にひねります。右手・右足は体の左後方、左手・左足は体の右前方です。

リスト まだ両手を離してしまうのが不安な場合は、片手でもOKです。その場合は、さらに時間がかかってしまうので、沖に対して横向きに波待ちしましょう。90度回転すれば済むようにします。

2 体をひねったら、まずは両手でこいで少し回転します。1回手でこいだら、すぐに足でこぎます。
このように交互にする方が、手足同時にこぐよりもバランスを保てます。

3 慣れれば2を2回(両手→両足→両手→両足)もやれば、3秒くらいで180度回れます。がんばりましょう!

HOW TO テイクオフ

POINT1:胸を反り、顔は常に進む方向に向けること。サーフボードを見ない!
POINT2:決して焦らないこと!
POINT3:前乗りしないこと!

1 方向転換が終わったら、すぐにパドリングを開始しましょう。初心者の場合は、とにかく早くからパドリングを始めることがポイントです。周りの人が波待ちしていても、自分だけはパドリングを始めましょう。

2 パドリングは、始めは大きなストロークでしっかり水をかき、だんだんとスピードを上げていきます。このとき、左右を見て、同じ波に乗ろうとしている人がいないかチェックします。前乗りにならないように注意しましょう。

リスト HOW TO本には、テイクオフのときのパドリングは、前に体重を乗せ胸でサーフボードを押すようにとあるものもあります。でも僕は、初心者の場合は常に胸を反ることを意識した方がいいと思います。そう教わったこともあります。その方がスピードが出やすいと思います。

3 さあ、パドリングスピードをMAXまで上げましょう! サーフボードのテールが波に持ち上げられ、波の上を滑り出します。ここが立ち上がるポイントです。

リスト 僕はパドリングの最後のところは、両手でバタフライのようにかくことが多いです。波に力の無いときはかなり効力を発揮します。ただし、ただ両手でかくだけではなく、両手でかく時に胸を反るのと同時に、お腹でサーフボードを前に引っ張り出すようなイメージを持つことがポイントです。

4 波の上を滑り出す瞬間に、両手を胸の横、脇の下あたりにおき、腕立て伏せのように上半身を起こします。それと同時に、下半身を前に引っ張り出すように一気にサーフボードの上に乗ります。これを「イッチニッ」のリズムでやります。
この時、目線をサーフボードに落とさずに、常に前を見ることがポイントです。

リスト 後ろ足のヒザは、ボードにつけない方がいいと思います。その方が、スムーズにスタンドアップの動作に移れます。

5 ここまでくればもう大丈夫! 焦らずゆっくり立ち上がりましょう。体重が前足加重になるように、前足、前ヒザ、腰、頭が一直線になるようにします。
また、ヒザは常に深く曲げておくことがポイントです。本人は曲げているつもりでも、他人から見ると突っ立っていることがよくあります。曲げすぎと思うくらいがちょうど良いかもしれません。

さあ、何度ワイプアウトしようともヘコタレずにがんばりましょう!